2016年9月8日木曜日

おじさんにはわからない



最近テレビで宣伝しているグーグルミュージック、CMを見ておそろしくなった。
あの、スマホに向かって「テンションマックス!」とか「ドライブが盛り上がる曲!」とかいうやつだ。

どんどん人間は考えなくなっていく。ドライブが盛り上がる曲を考えるのは、80年代においてはそれが楽しみの1つだった。カセットテープを編集したりして。でも、スマホに向かって叫ぶと、機械が(正確に言うとグーグルの人が、かな?事前にカテゴライズされているのだろうから)選んだ曲をあてがわれておわり。もう「テンションマックス」に至っては意味不明だ。

そもそも、人の感性には差があるものだ。昔ポリドールが発売していたヴァーヴ「ドライビング・ジャズ」というオムニバスには、なんとエヴァンス&スタイグの「So What」とかが収録されていた。これがドライブミュージックか?と愕然としたものだが、編集者はこれがいいと思ったのだろう。それほど人間の感性は多様だ。それをスマホで勝手に選ばれてそれを受け入れるだけというのは、あまりにも主体性がない。

何よりびっくりするのは、音楽が完全に手段の1つとなっていて、目的そのものではないことだ。音楽を聴くということを宣伝するのではなく、「何かをするときのBGMを選ぶ」ということの利便性を宣伝している。こんな言葉はできれば避けたいのだが、「いまどきの若者は、音楽をこの程度にとらえているものなのだなあと、勉強になった。





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