2015年8月2日日曜日

VERTIGO





BNLTシリーズが一気にCD化されたのって昨年だったっけ?まさかでるとはアイ・ドン・シンクってやつで、この機を逃すとつぎは10年くらいあとだろうと思ってめぼしいものを多数買いました。そのなかで一番期待していたのがこれ↓
JACKIE McLEAN “VERTIGO”


数十年前にSJ誌に掲載されたドナルドバードのディスコグラフィで初めてこのアルバムを知ったのだけれど、当時”FUEGO””JACKIE’S BAG”などのバード=マクリーンの2フロントにハマっていたおいらにはすごく魅力的に思えた。なぜBNなのにジャケットが1000円盤のようなのだろうと疑問があったけど。

1曲だけ59年の録音で残りは63年。63年のほうはハービーとトニーが参加(ベースは賢明にもロンではないw)。マイルスのバンドで神がかり的なことをやっていた時期だけに期待をしてしまうがそれを裏切らない演奏をきかせてくれる。ハービーはツボを心得ながらも抑えたプレイに徹しているがトニーはあのセンスあふれるドラムで曲を多彩にしている。

特筆すべきはタイトル曲の”VERTIGO”。フロント二人よりもハービーもトニーも長いソロをとる。ハービーのソロから先はまったく別の世界。マイルス・バンドと錯覚するかのよう。バードとマクリーンが「これからは若いひとの時代だなあ」などと思ったのかどうかはわからないけどハービーとトニーは別格だね。





↓よろしければ投票してください!

音楽(ジャズ) ブログランキングへ