デニー・ザイトリンの「カセクシス」

DENNY ZEITLIN “CATHEXIS”

多くの人にはビル・エヴァンスの愛想曲“QUIET NOW”の作曲者として知られているデニー・ザイトリンの64年の１stアルバム。非常に秀逸な内容でおすすめです。ピアノ・トリオを中心に聴くというひとがいるそうですがそういうひとには特におすすめ。

1曲目はいかにもビル・エヴァンスが好みそうな曲だけど2曲目以降は全然ちがう。このアルバムは彼の作曲・編曲の才能がものすごくよく表れていて、かなり力をいれて作ったのではないかなとおもう。最後の曲はもう圧巻で、なぜこの人はそんなに有名じゃないのだろうと疑問におもってしまう。

で、お約束というか、ＣＤだから追加曲が２つ収録されているんだけど、やっぱりバランスが悪くなるというか、蛇足感があるよなあ。

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