2014年10月30日木曜日

我々ジャズファンが注意すべきこと または 陥りやすい過ち

ナントカ質問箱とか、そういうサイトで「お薦めのアルバムありますか?」とかいうのをたまに見かける。
そういう質問に対して、

1.入手不可能なものを自慢げに薦める
2.質問者が石油成金か何かと勘違いしてか、大量にお薦め盤をあげる(買えないっつーの)
3.他の回答者の回答をけなす

というひとたちがいる。「3」がポイント。なぜ他人の意見をけなすかというと「こいつは何もわかっていねえ、オレの意見が正しい」と思うからなのだ。

なんていうのかなー、ジャズファンは、一般的なポップスとかロックを聴いていないから、「オレは普通のやつより音楽のことをわかってるんだぜ」という勘違いをする傾向にあると思う。ロックとかを聴いているときもあるけど、その場合でも傾向は変わらない。

ジャズファンに限らず、マイナーな音楽を聴いているひとは「オレは普通のやつより音楽のことをわかってるんだぜ」という勘違いをしたりする。

クラシックファンは、クラシック以外音楽と認めてないことが多く「オレはポピュラー音楽聴いてるやつより音楽のことをわかってるんだぜ」と勘違いする。

ロックファンは「オレはテレビにでるポップスを聴いてるわけじゃないから、普通のやつより音楽をわかっている」 と勘違いする。

ポップスファンは、自分がテレビやラジオで接する音楽がこの世の音楽の全てであり、アーティストというのはつまりテレビに出る歌手のことであると思っているから「自分は音楽のことをすべて知っている」と勘違いするw ついでにいうとマイナーな音楽の存在はなんとなく知っていても団塊のオヤジが聴く、すでに絶滅した遺物だと思っているから眼中にない。

これじゃいかんと思いますね。

ジャズファンに話を戻すと、ジャズボーカルはわるくはないけど、クラシックやってる知人にいわせれば「ビッグネームの数人以外は、どいつもこいつも音程が悪すぎる。あれでプロ?」だそうだ。
おいらはジャズファンだけど、こういう話をきくと「ジャズを聴いてすべてを知った気になってはいけない」とつくづく思う。

ちなみに、上述の知人、ポップスの歌手たちについては「音程は完璧すぎる。録音したあとにコンピュータで修正してるのがすぐわかるね~」とのこと。 






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