2018年5月22日火曜日

いまさらながらジャズとはこういう音楽

最近、ジャズをまったく知らない若い人と話す機会があった。簡単に言うとこんな内容。ジャズファンには聞き飽きたシチュエーションだろうが。

「ジャズで一番うまいピアニストって誰なんですか」
「うーん、うまいかうまくないかというのはジャズでは必ずしも重要じゃないんだよ」
「じゃあ、ジャズで一番すごいピアニストって誰なんですか」
「すごいというのが、技術的なことを言っているのかもしれないけど、ジャズは技術よりは個性が重視されるんだよ」
「じゃあ個性という点ですごいピアニストを教えてください」
「たとえばセロニアス・モンクという人は、はっきり言えばへたくそなんだけど(ここでは「モンク実は上手」論は無視)、個性という点ではジャズ史上随一かもしれないね。あとホレス・シルバー、へたではないけど特にジャズピアニストの中でうまい方ではない、でもこの人も個性はすごい。誰が聴いてもわかる。
それと、実際技術もあるし個性の塊ともいえるビル・エヴァンス、彼が弾くとどんな曲も彼のオリジナル作品に聴こえるほどだ。
何か一枚貸そうか?」
「いえ、いいです、聴かないと思うんで」

おいおい、なんだったんだよ。



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