2018年5月10日木曜日

リクエストと言えば


「Blue Giant Supreme」第39話で「We are the world」をリクエストされた話があった。客は「歌手全員のパートを1人で演奏するのか」なんて言っていたけど、それは当たり前だw

リクエストと言えば、多くの人が苦笑いエピソードを有していると思う。おいらもこの場で、デュオだかトリオ編成で「In the mood」をリクエストされた話とかをしてきた。

翻って、自分が客のときについリクエストなんてしてしまうと、たまに後悔することになる。例えばスタンダードの「That's all」をリクエストしたとしよう。しっとりとしたバラードだ。しかしこの曲、倍テンで演奏するのも一般的らしい。聴いたことないが青本には倍テンで64小節バージョンの楽譜で掲載されている。
この曲をリクエストしたとき、バラードを期待していたら倍テンだった、となると、もうテンション下がってしまって聴く気になれなかったりする。それでも自分がリクエストしてしまったもんだから、おまけに狭い店だから、ミュージシャンに対して「お、待ってました!やっぱりゴキゲンな曲だよね!」と思っているフリをしていなければならないのだ。少なくともこの曲の途中ではスマホをチェックしてはいけない。寺島靖国氏いわくの「カラノリ」もしなければならない。
ジャズ喫茶の場合は、相手がレコードだからまだいいんだけど、生演奏だと「ふあ~期待していた演奏と違うからつまらんわ」ということを見せてはいけない。以前、一応カラノリしていたはずなのに、セットが終わった後にミュージシャンの人に「つまらなかったですか?」と言われたことがあった。あぶないあぶない、鏡を見てノッている練習をしなければw






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