2018年5月14日月曜日

「歌う」ことについて


リハーサルバンドなんかをやっていると、たまに、スローバラードを楽譜どおりにカチッと演奏する人がいる。ジャズのスローには誰も典型的なイメージを持っているはずだから、初めての曲でもそれなりに崩したりすればいいのに、と思う。

そういうときに、「もっと崩して弾いて(吹いて)いいんじゃないかな」というと、必要以上にメロディをぶち壊すようにする。これは彼らが悪いのではなく、「崩して」という表現が悪いのだと、あるとき気づいた。

「もっと歌って」と言えばいいのだ。たぶん。発展途上にある人にとっては、楽器で「歌う」ということが抽象的過ぎるからこそ、本人も頭を悩ませて、上達につながる。←かなり偉そうに言っていますなあw

で、「歌う」とはどういうことかというと、これまたいらん音を入れるとか楽譜の譜割りと変えて演奏するということだけではない。いろんな方法があると思うけど、おいらとしてはダイナミクスとアーティキュレーションに尽きる、と考えている。単に8分音符が連なるところでスタッカートを入れるだけで(当然デタラメでなくちゃんと考えて)歌った感じになる。

という話をこのブログで以前もしたかもしれないし、もしかしたらそのときはまったく違う結論を言っていたかもしれないw





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