2017年7月29日土曜日

テトリアシトリ

昔の話。

偏見と言われてもしょうがないが、本当にジャズが好きな女性ボーカルはほとんどいない。少なくともおいらの周辺ではそう。
さておき、昔セッションのホストをしていたとき、知人のサックス奏者M氏が、いつも数人の女性を従えてやってきていた。それら女性は、M氏の知り合いのボーカル講師のところの生徒さんだった。表面上のコンセプトは「ジャズを教えてあげる」だったろうが、ま、おそらく真の狙いは「オレの演奏しているところを見てくれ、どうだかっこいいだろ!」だったと思うw

M氏はボーカルのことなんてわからんと思うんだけど、女性たちにしてみればジャズをわからないから、M氏のいうことにいちいちうなずいていた。で、じゃあ歌ってみようということになった。あいかわらず、なぜなんだろう、初心者の女性ボーカルは絶対「バードランドの子守歌」なんだよなあ。

ところで、以前にも言ったかもしれないけど、ジャズになじみのない人は「間奏16小節やったらサビから入る」というのができない人が多い。ジャズ屋にはその感覚がわからないけど、レコードと同じソロメロディならわかるのに、そうじゃないとサイズを数えるというのができないらしい。

それを知ってるM氏は、ステージで歌っているボーカルに寄り添って、間奏が終わるちょっと前から「1,2,3,4」とかカウントとって、入るところで「ハイ!」なんて合図していた。果たして女性は喜んでいたのだろうか。今になってみると急に気になってしまったのであった。





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