2017年6月1日木曜日

煙が目にしみる

似たようなことは過去に何度かあったから、別のエピソードをこの場で話したかもしれませんが・・・


昔の話。あるイベントにバンドで出演することになった。屋外だ。屋外にはいやな思い出がたくさんある。厳冬の屋外とか雨がぱらぱら降ってきたりとか。

会場につくと、まるで学校のグラウンドのような乾いた土の地面。それだけで「嫌な予感」ランプが1つ点灯した。そして、かなりの強風。そこでもう1つランプが点灯。さらに、炎天下。3つ点灯。アウトだ。必ず何かあるw

まず、この強風では確実に楽譜を見ることなどできない。メンバーで話して「全員覚えているスタンダードにしよう」ということになった。が、ピアノの若手Gくんが曲を覚えていない。普段から譜面立てを使わずピアノにおけるもんだから「えーい、面倒だから覚えちゃえ」という気にはならないらしい。絶対音感あっても、楽譜がないとできないそうだ。おいらは絶対音感ないから「そうなのか」というしかないが。で、とにかくGくんだけは楽譜を見ながら演奏することになった。

演奏が始まったが、強風、炎天下の中、Gくんの音がたまに途切れる。ちらりと見ると片手で楽譜を押さえている。おいおい、大丈夫か・・・と思っているとGくんの音が完全に止まった。 目をしっかりとつぶりながら、涙を流して下を向いている。1~2分くらいそうしていたと思うけど、そういうことが結局4,5回あった。演奏はほぼピアノレスだったw

あとできいてみたら、「コンタクトレンズなんですけど、砂が目に入っちゃって。ハードだとすごく痛いんですよ」

おいらは、彼に70年代マイルスのようなゴーグルを買えと言いました。





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