2015年11月15日日曜日

チェロキーの掟

チェロキーという曲はとんでもないテンポで演奏する腕試し・アピール曲である。が、おいらは、パーカーが「ウォーミン・アップ・リフ」と「ココ」を録音してしまったせいで、この曲の暗黙のルール・掟ができたと考えている。

その掟とは何かというと、ブリッジの部分では、単にコード進行に対応してテキトーに流すのではなく、かっこいいフレーズで決めなければならない、というものだ。パーカーの演奏はそうじゃないですか。すごーくかっこいい。

だから、ブラウニーが超絶技巧で演奏していても、あんなのは単にAメロ同様コード進行に対応しているだけ(いや、すごいんですよ) であり、掟に従っていない演奏なのだ。ゲッツも飄々と畳みかけるようにいい演奏しているんだけど、やっぱり同じ。ブリッジでとっておきのフレーズがでてくるべきだと思うのですよ。

ホレス・シルバーのこのアルバム。
It's Got to Be Funky

ここにおけるチェロキー進行曲では、Red Hollowayがとっておきフレーズを聴かせてくれる。けっこういいですよ。


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