2015年11月14日土曜日

ウェイン・ショーターのすごさ

メッセンジャーズ時代のショーターを聴いていると、なぜかマイルスバンド時代よりも明確にそのすごさが伝わってくる。本人が「パーカーみたいには吹けないからその方向はあきらめた」というように、いい意味でまったくこれまでのプレイヤーとは一線を画したとんでもない個性的なプレイである。おいらはコルトレーンが大好きだが、コルトレーンよりも注目されてもおかしくないなあ、と思う。まあ、この時点では「いちテナーマンとして」なので、コルトレーンよりはトータルで評価が低くなるのは無理ないのかもしれないけどね。


で、彼の演奏を聴いていると、とにかくポップスとかロックに合わないと思う。そういう意味で、なんでウェザーなんかやっちゃったのかねえ、とも思う。もっとも、ウェザー初期はビトゥスの音楽なわけで、それなら納得。アルフォンソ以降はショーターの存在感がどんどん薄れていくけど、そりゃそうだわな、合わないんだもんなと思う。

「ポップスに合わない?スティーリー・ダンのアルバムに参加してるだろ」という方。あのアルバムでのショーターの演奏はしっくりきてますか?違うでしょ。





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