2015年1月19日月曜日

ブルース



ジャズを聴きはじめて数年たったころは、アルバム買ってブルースが入っているとなにか損したような気持になった。もっとスタンダードが聴きたいんだよと。ブルースはコード進行もまあだいたい同じで「困ったらとりあえずブルース」みたいなところもあったし、作り手側が手を抜いているように感じたんだよね。そんなことないのにね。

チャーリー・パーカーくらいになると20曲連続でブルースやっても全然問題ないんだけど、ハードバップ以降のアルバムでブルースやられるとどうもねえ、などと思っていたのだ。ましてやドナルド・バードのFUEGO3曲目”FUNKY MAMA”みたいなテーマのリフもない、ゆっくりでそれゆえ演奏時間も長いなんてのはよけいにかんべんしてほしかったのだ。

さらにいうと、ブルースはジャズの基本的な部分であるにもかかわらずおいらはブルース演奏が苦手だったのだ。

ところがある日、夜の12時くらいにバンドの練習をしていたときになんかみんなけだるくなってなんとなくゆっくりなブルースがはじまったんだよね。そのときの雰囲気にあっていたからかどうか知らないけど、そのときブルースを演奏するのがすごくいい気分でさ、ずっと終わってほしくないとおもった。そしたら見方もかわってきて、”FUNKY MAMA”は大好きになるし今まで避けていたブルース曲も積極的に聴くようになった。

そうなると好きこそものの上手なれ、ということでおいらのブルースの演奏もぐんぐん良くなり・・・とはなりませんでした。そんなに甘くないw



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