2018年4月7日土曜日

「弁村式ジャズ・セッション・ホストのルールブック」1


セッションにおける約束事などを書いた「水野式 ジャズ・セッションのルールブック」という本。以前ここでも言及したが、ちょっと(いや、たくさんか)突っ込みたくなる部分はあるが、割とこれで助かったという人が多いみたいだ。ネットでもそういう声を見た。

一方、セッションのホストの方に問題があることもある。ということで、本来おいらがえらそうにいえることでもないんだけど、99%冗談ということで「弁村式ジャズ・セッション・ホストのルールブック」というのを考えてみた。なお、事例は若干の脚色はあるもののすべて実際にあったことである。


こんなことがあった。
名前呼ばれて出て行って「”IN A SENTIMENTAL MOOD”お願いします」といったらホストのドラマーがハイハット踏みながら「テンポは?」と聞いてきた・・・

えっ?カウントだそうとしてる?そういうのいらんから!こっちがひっかけるから!つーかこの曲のテンポはだいたい決まってるでしょ~



大間違いだなと思うことが3つある。
1つ目は「ドラマーがテンポを出すべき」と考えていること。ロックじゃないんだから。
2つ目は上にも書いたとおり、こっちがひっかけるから、これはそういう曲でしょ、すべてがすべて、カウントで始まると思っていないか?これくらいの有名スタンダード、いくらドラマーだと言ってもちゃんと知っていないと。
そして3つ目。この曲のテンポはほぼ決まっているでしょ。仮に速いのだとしても、そのように引っ掛けるから、ということ。

ホストのドラマー氏は気を遣ってきいてきたのかもしれないけど、何度も繰り返すようにこの曲で先にドラムにテンポ提示されてもやりにくいだけ。普通なら、ホストのリーダーが「じゃあ、引っ掛けてね」というだけだろう。

ホストは、できるだけスタンダード曲を覚えて、この曲ならこういう入り方だからカウントがいるな、いらないな、と判断できなければならないと思う。たま~に、技術だけでホストを務められると思っていて、運営がグダグダのホストがいる。ホストは破たんさえしなければ超絶技巧なんていらないと思う。超絶技巧は必要でもないし十分でもない。破たんしないことが必要十分条件だと思うんだよね。

とまあ、こんな風にえらそうに発言していきますけど、ご容赦ください。


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