すみません、ネット見てたら、これを高く評価している人がいてびっくりした。はい、知ってますよ、このアルバムの一般的評価は。趣旨が趣旨なので、あえて苦言を呈します。
ブラウニーはあいかわらずすばらしいプレイ、ランドも十分なテクニックを有している。ローチもサキコロとは違い、でしゃばりすぎず（気遣いされすぎず）いいバランスなのだが、このアルバム、なぜかつまらない。
ある人は「テクニックが鼻につく」とも言っているが、根本的な理由はそれではない。つまらない、そう、曲がつまらないのだ。
「Jacqui」も「Swingin'」も「Gerkin For Perkin」も駄曲。スタンダードもどうして「If I Love Again」なんか選んじゃうかなあ、という印象。「ジャズに名演あって名曲なし」といった人は、自分ではいいこと言ったというつもりなのかもしれないがそんなことはまったくなく、このアルバムみたいに名演なはずなのに名曲がないどころか駄曲が多すぎてつまらなくなるということも知るべきだろう。
でも「Cherokee」 はやっぱりすごいね。この手のアレンジの初演なのかな。
↓よろしければ投票してください！
音楽(ジャズ) ブログランキングへ
