2016年5月27日金曜日

やる気があればなんでもできる

以前にも話したと思うけど、何年も楽器を習っているのにドレミすら演奏できない(ギターで言うとポジションを覚えていない)という人が、世の中にはいる。
これは才能が理由なのではなく、やる気がないだけである。週に1回1時間レッスンのときだけ楽器を触っていてうまくなるわけがない。普段個人練習をしてそこでつまづいたことなどをレッスンでぶつけるようにしないと、いつまでたっても金の無駄にしかならない。

今回の本題は「独学」について。フルートやっているL君は、バカテクではないがライブで問題なく演奏できるレベルである。L君は「完全独学」でフルートをマスターした。いや、マスターという言い方は適当ではないか。「現在のレベルに達した」と言い換えておこう。

フルートはC♯の音を出すときすべての指を放すので楽器がぐらっとして落としそうになる。触らせてもらったが、普通のCのときに左手の親指を放すので、そこですでに楽器を落としそうになる。楽器を作った人はどうしてフックなりをつけなかったのだろうか。

L君も最初それにてこずって、テキトーな我流の持ち方をしていた。これだと楽器のバランスを崩すことはないけど速いフレーズができない。半年ほどたって「やっぱりダメだな」と思って、練習して、ちゃんとした持ち方(と、一応本人がそう認識している)ができるようになったとのこと。

次に、高音域の運指。L君は本に書いてあるおさえかたが流れとして合理的でなかったりそのとおりにやってもうまくならないということでいくつかおさえかたを我流にしている。その方がいいそうだ。

そしてビブラート。聴いていてちゃんと震えているが、L君いわく「まったくデタラメの方法。ネットで調べたら全然違う方法が書かれていたけど今の方法で慣れてしまったからこのままいく」と言っていた。

ちなみにL君は何かのポリシーがあって独学でいったわけではない。最初にふとしたきっかけで楽器を借りて、吹いていたら音が鳴ったからいろいろ試していただけいつの間にか今のレベルになっていたそうで、「うまくなりたいから習おう」と思うほどでもなかったそうだ。




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