2016年5月12日木曜日

男は語る、女はげんなりする



これまで何度か書いてきたことだけど、男のジャズ・ファンは語りたがる。ましてやそれが女に対してだとなおさらだ。「うーん、ビル・エヴァンスはやっぱりインタープレイってことでさ、61年のトリオのライブ盤を聴かなければねえ。そもそもスコット・ラファロっていうのは・・・」などと語ったところで相手がひくだけなのだ。

アルトサックスをやっている女性から聞いた話だが、知り合いのベースをやっている男とこんなやりとりがあったそうだ。その女性は初期リー・コニッツを信奉するバリバリの50年代クール・ジャズ至上主義者だ。

Bs「もっとデヴィッド・サンボーンとか聴いたほうがいいよ」←この時点ですでに間違っている。
As「聴いてますけど」
Bs「何を聴いたの?アルバムでいうと?」
As「ギル・エヴァンスとかブレッカー・ブラザーズの頃のです」
Bs「あ~、だめだね。サンボーンはマーカス・ミラーのプロデュース以降じゃなきゃ」
As「はあ・・・」
Bs「あとはパーカーね、基本はパーカー」←あたりまえだし、じつはよく知らない。
As(めんどくさ・・・)

男のほうはアマチュア・フルバンドに所属しつつコンボではいわゆる一発ものでペンタトニックしかやらない(できない)ひとでハードバップ系に詳しくないんだけどね。
「ギャラはいらないからオレがゲストで出演してやる」などといったジャズ系じゃないwひともいたなあ。女性と音楽の話をするときは俯瞰でいきましょう。




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