2016年5月21日土曜日

自虐ネタ





あるライブに行ったときのこと。リーダーがメンバー紹介のときにこんなことを言っていた。
「急にブッキングが決まりまして、めぼしいメンバーがほとんど集められなかったので、少々難があってもいい、と若手を集めました。えー、ピアノ○○くん・・・」

アホか。いきなり「今日のメンバーはヘタですよ」なんていってどうすんの。おいらが客だったら(いや客だったw)「ヘタなメンバーだったらチケット安くしてくれよ」と思うよ。いやヘタではなかったんだけどね、ミュージシャンでないほとんどのお客さんは音が出ていればすごいと思う(揶揄でなく、実際そういうもの)のであり、リーダーが「ヘタだ」といえば「ああヘタなんだな」と思う。逆にちょっとまずくても「プロです」といえば「さすがだ」と思うものなのだ。だいたい、メンバーを落として何が狙いなの?お客さんは「プロの演奏を聴いた」と思えばそれだけで満足して幸せになってくれたりするのであり、その幸せを崩してはいけない。よっぽどヘタでない限り。

ライブのときは「ボクの本職は公務員なんですけど、昨日上司がですね・・・」などというMCはせず、プロだと思い込んでいるお客さんを最後まで満足させるべきだと思う。

あと、こんなライブMCもあった。リーダーが「えー、ボク以外はみんなサラリーマンなんですが」
何が狙いなの?自分はすごい、といいたいの?誰も喜ばないよ、こんなMC。お客さんは「え~みんなプロじゃないの?」と思う。

こういう、メンバー(自分を含めて)を落とすMCを自虐ネタとする考え方もある。自虐ネタはおもしろいけど、お客さんの満足度を奪うようなものはダメだと思う。
「いやあ、ゆうべ妻がついに実家に帰ってしまいましてね」
これならいい、お客さんの満足度には影響しない。まあジャズのMCならなんでもありだけど、ロックのライブでこういうMCあったらイメージが崩れて満足度は下がるだろうけど。






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