2015年10月12日月曜日

別テイクが語り過ぎる



“THE AMAZAING BUD POWELL VOLUME 1”

先日、別テイクについて書いたけどそれのつづき。
このアルバムなんだけど、CD化の段階で未収録が追加されて全15曲になっているのをだいぶ前に見たことがあったけど、最近調べたらさらに追加で20曲になっていた。その20曲バージョンもいくつか種類があるようで、オリジナルの曲順の最後に追加したもの、追加したうえで録音順に並べ替えたもの(でた~!)、オリジナルの曲順を録音順に並べた後に最後に録音順に並べた追加曲を収録したものなどだ。ここまでくるともとのアルバム名を名乗っていいものかとおもう。アマゾンのレビューでは「アルフレッド・ライオンが厳選してつくったものであり曲順変更は理解不能」という意見が大半だ。おいらも同意見。曲順も収録曲も全然ちがうものになっているのにこれをアメイジン・バド・パウエルと呼んでいいのだろうか?なぜ冒頭いきなりバウンシング・ウィズ・バドから聴かなきゃならんのだ。しかも3連発。ウン・ポコ・ロコ3連発じゃないの?あほすぎる。

こういうことをする人たちはマイルスのマラソン・セッションも4枚に収録された曲をすべて録音順にして聴いてください。ワルツ・フォー・デビーも別テイク足してから録音順にして聴いてくれ。




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