2018年6月23日土曜日

ジャズらしい演奏について 2

前回の続き。

個性という言葉でごまかして逃げる、という話をしたけど、なぜ逃げるのだろうか。それはおいら自身がそうだったからよくわかる。レコードで聴くような演奏は自分には最初からできないと思っている、どうやればできるようになれるかわからない、だったら最初から避ける、というそれだけのことなのだ。なんちゃって個性重視派だ。繰り返すけどそれにすら気づかない似非ジャズミュージシャンもいるけどね。

ジョン・レノンが「僕は生涯リズムギタリストだ」と言った(という話をロックファンからきいた)そうだが、それをきくとおそらく多くのジャズファンが「そんなの、決意じゃなくてギターソロできないから逃げてるだけでしょ」と思うだろう。なんちゃって個性重視派はまさにそれ。

実際ジャズらしい演奏を身につけるのは大変だ。だけど、だからこそ聴いている側に感動がある。どのポピュラー音楽にも通用するような無国籍のアドリブソロなんて、聴いているとつまらないでしょ。ロックのギターソロ聴いていても、いかにもロックらしいからかっこいのであって、音はあっているけどロックらしさもジャズらしさもナントカらしさもないというのは感動を与えない。



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