2018年3月8日木曜日

手段と目的

以前、パーカーのチュニジアのブレイクのフレーズを「おれ、あれコピーできた」「ええ、すごいじゃん、おれはまだできていない」みたいな会話をしているアルトの人たちの会話を聴いたことがある。

フレーズのコピーは、ジャズをやるにあたりとても意義のあることだとは思う。でもそれはコピーを通じてジャズの感覚を身に付けるためであり、コピー自体は目的ではない。
違うのかもしれないけど、上述の会話では2人ともフレーズコピーを手段でなく目的化しているように感じられた。

コピーと言えば、コルトレーンのカウントダウンをそのままビッグバンドのリフにしたボブ・ベルデンはすごい(いや、演奏する方がすごい)けど、ジャイアント・ステップスでコルトレーンのコピーから徐々に自分のフレーズに持っていくローランド・カークの演奏もすごい。コピーをうまく活用しているね。


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