2017年5月13日土曜日

なりきり

昔、初心者のひとに「どうやったらジャズがうまくなれるか」ときかれたことがあった。
最低限の音楽理論は必要だしそれなりの技術も必要。それを踏まえたうえでさらに必要なのは、おいらは「好きなプレイヤーのまねをする」だと思う。オリジナリティ?大丈夫、そっくりにしようと思ってもそうならないから、ちゃんとブレンドして自分の味が出る。

ただ、そのプレイヤーのまねをしようとしてイメージしてもなかなかそうならないのはもどかしい。特に最初のころは、自分の低レベルなオリジナリティよりも好きなミュージシャンそっくりに演奏できればそれで最高という時期もある。ずっとそっくりさんでいたいという人もいる。

知人のスタンゲッツマニアのサックス奏者Sくんがおもしろいことを言っていた。彼はゲッツのマニアで、ライブ盤もたくさんもっている。ゲッツのMCが入っているのも多い。で、彼は演奏する前に、心の中で、ゲッツの声をイメージして「Next tune is ○○」というのだそうだ。そうするとゲッツのライブで次にその曲を演奏しますよ、というシチュエーションをイメージできて、自分がゲッツになりれるのだとか。

ということでおいらもウェス師匠になりきろうと思い、心の中でMCを言ってみたのだが・・・どうしてもハーフノートのあの声になっちゃんだよね~





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