2018年11月2日金曜日

マンガ「ブルージャイアント」はどんなジャズをやっているのか

このタイトルで、過去にもここで書いたことがあるんだけど、実際どうなんでしょうね。

おいらの友人で、「ブルージャイアント」が大好きで全巻買っているという人がいる。彼が先日、
「いや~ジャズっておもしろそうだね。何か貸してよ」と言ってきた。

ホントは貸すのは相手にとってノルマになるだけなので嫌なのだけど、さて何を貸すべきかと考えている。
やっぱりコルトレーンか。ヴィレッジヴァンガードだろうか。しかし、「Chasin' the Trane」を延々と17分くらいきいて「うんうん、これだ!」というだろうか。違うよなあ。当然、至上の愛もジャストヒットしないだろう。
あのマンガの勢いだけなら、アイラ―もいいんだけど、ジャズがすべてそういう音楽だと誤解されること必至だ。

ミンガスのカーネギーホールなんかはいいのか?うーん、いいのかもしれない。しかし、若干アイラ―を聴かせるのと同じ問題が生じる可能性もある。

そこでひらめいた。これなんか、けっこういい。

The Trio

これは、音楽としてはフリーでもないけど、すごい勢いでグイグイ引っ張っていく、とんでもないアルバムである。スローの曲もあるのに、それらもエキサイティング。サックスが参加していないのは残念かもしれないけど、これならジャズ初めての人にあのマンガの雰囲気を伝えられるかなと思った。もっとも、「もっと精神性のあるアルバムの方がいい」という意見もあろうが。

ちなみにこのアルバムに収録されている「easy listening blues」は、出だしこそ同じだがスタジオ録音とは全然違うものになっているのが聴きどころ。







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