2018年8月21日火曜日

CHICK COREA “TONES FOR JOAN’S BONES”


CHICK COREA “TONES FOR JOAN’S BONES”

「チックの全盛期は60年代」説をとなえるおいらだが、実はこの初リーダー作は聴いたことがなくていまさらながら購入した。すみません。

で、今回言いたいのはその音楽の内容ではなくライナーについてw
日本盤でライナーは後藤誠氏。いつ書かれた文章かは記載されてないが冒頭に「チックも今や70歳を超え」とあるので2010年以降だろう。そのわりには60年代のダメなライナーのお手本のような内容で、「曲はA(8)-B(8)-A(8)-C(14)44小節」というどうでもいい情報とか「ソロはテナー3コーラス、トランペット4コーラス」という聴けばわかるしわざわざコーラス数など知らなくてもいい、とつっこみたくなる岩浪洋三大先生ばりの無意味情報の羅列。そしてしつこいくらいに各プレイヤーのソロについて「アフロではハンコック、4ビートではマッコイ・タイナーのスタイル」「ピアノはウィントン・ケリー、トランペットはフレディ・ハバード、サックスはロリンズやコルトレーンの影響が」などという形容で表現される。バカにしているとしか思えない。最近の文章でこれだとは、SJ全盛期、いや末期からまったく進歩していないなあとあきれるばかり。

大昔の評論はやたらと誰かの影響だとか書かれていたけど、いまどきこれはないだろとおもった。文章の前半は「スペインという曲はRTFを率いていたころに生まれた」などとまったく関係ないことが書かれているし。最悪だw




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