2018年2月14日水曜日

Country Preacher

カントリー・プリーチャー

キャノンボールの1969年作。いろいろ言おうと思っていたけどアマゾンのレビューを見るとだいたい言い尽されている。ま、はっきりいうとジャズファンにもつまらないしキャノンボールマニアのおいらにとっても好きになれないアルバム。
 小さな集会所のようなところでのライブなんだけど、音楽自体がだらだらとしていてまったく面白くない。ところが客にはわりとうけている。このアルバム周辺のものを聴いてもよくわかることだけど、この頃のキャノンボールの音楽はジャズファンが対象ではなくなっている。有名な「マーシー」も、やたらと客のノリがいいでしょ、あれはジャズファンのノリではないよね。わるいことではない、ジャズをジャズファンのものだけにしておく必要はない。

ただし、ジャズファンがジャズとして聴くとなると、つまらんものはつまらない。おいらはジョー・ザビヌルをかなり低く評価しているんだけど(理由や根拠を言うと長くなるからやめとく)、ザビヌルのせいかどうかはわからないもののザビヌル参加後からだんだんつまらなくなっていくのは事実。キャノンボールについてはマニアの一端を担っているという自負があるほど好きだけど、手放しでどれもこれもいいとは言えない。ザビヌルのせいではなく、時代の要請なのかもしれない。




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