Cannonball In San Francisco
言わずと知れた、キャノンボールのベストと言われるアルバム。
このアルバムは、たいてい「ティモンズ参加」がアピールされ、「モーニン、ダットデアと並ぶ名曲ジス・ヒア収録」と言われる。
が、はっきり言ってそのジス・ヒアが、CD追加のストレート・ノー・チェイサー含めて、このアルバムで一番つまらん。2曲目以降こそ最高だ。
2曲目のブルースは初リーダー作でも取り上げていた、「どうってことないブルース」で、ジャズ界以外では通用しないようなリフなんだけど、これがまたエキサイティングで、最後の掛け合いからテーマに戻る瞬間なんか鳥肌ものだ。
オリジナルアルバムではラスト曲となる「ボヘミア・アフターダーク」は、ブリッジ感がないのによくもまあここまでいい演奏ができるなあと思う。
このアルバムを聴いていると、サンボーン始めフュージョン系のサックス奏者が影響を受けたというのがよくわかる。この後の3管時代よりもそう感じる。
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