ベースでもぎりぎり、ギターなんて電気を使わなければモダンジャズを演奏することはできない。超大物が電気否定発言をするときもあるが、あんたのコンサート、生音だけでは届かないほど広い会場でやるやろ!と突っ込みたくなる。
今回はそういう賛否両論の話ではない。電気を使った楽器って、実際どうなの?というプレイヤーからの感想です。まあ、ギターは対象外ね。
まずは鍵盤。電子ピアノがハンマー式になってタッチの軽さは克服できたけど、そんなえせピアノでなく電子楽器として堂々としたシンセについてはやはりタッチが軽い。ピアノ出身者がシンセを弾くのは問題ないけど、某大手の1人で演奏するアレを専門でやっていたキーボード奏者は、アコピが弱い。シンセばっかりやっていたもんだからタッチの重さを忘れていることがある。それだけならまだしも、カラオケみたいな電子楽器でやっていたから生身の共演で突然のことに対応できない人がいる。少なくともおいらの知るかぎりは。
続いてサックスのEWIについて。知人のサックス奏者いわく、
「サックスとは全然違う。練習にもならない。あれはあれで別の楽器という認識でないとダメ。おもしろい楽器だよ」とのこと。サックスではないがだからといって否定するものでない、サックスだと思うほうがわるいのだ、ということだ。
ただ、EWIはコンピューターの設定によってサックス運指、EWI運指とか運指を変えられるんだけど、 フルート運指なんてのもある。縦に構えてフルート運指する人がいるものか・・・
サイレントベース、いまはエレクトリック・アップライトとかいうベース。あれについては、知人のベーシストいわく、
「ウッドベースの練習にはならない。あれをメインで演奏するならそれでいいんじゃないの?」といっていた。胴と首のバランスがウッドベースとは違うからだとのこと。
笑っちゃうのが昔あった、単にエレベを縦にしただけというやつ。あれは何の意味があったんだろう。
最後にドラム。これまたもう予想通りだけど、知人のドラマーいわく、
「あんなの叩いていたらヘタになる」
とのこと。そうなのか?おいらはドラムのことはわからないけど、かなり力強く言っていた。80年代のポップスの世界では、むしろあれがかっこよかったんだけどねえ。 マンガ「To-y」でも電子ドラムを喜ぶシーンがあった。古くてすみません。
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