「よろしくてよ」というお嬢様は現実にはいない。
知人(♂)のフルート奏者がこぼしていた。
「フルートというと、どうしても女性の楽器、特にお嬢様の楽器というイメージが強くて、嫌になる。」
彼自身に実害があったわけじゃないんだけど、世間のそういうイメージが気に入らないそうだ。確かに、マンガ「のだめ」のフルーティストも女性、某大手楽器店のHPでの写真も女性だ。おいらの周囲でも、女性のフルーティストが多いばかりか、「妻がフルートやってる」「カノジョがフルートやってる」というやつらまでいる。
おいおい、何を言っている。スタイグ、ロウズ、ヴァレンティン、ジャスパー、ハービー・マンなどジャズ界では男ばかりではないか。
などと、(少なくとも昔は)男性社会であるジャズの例をあげても反論にはならんわなあ。赤城りえさんなど有名どころはジャズ専門ではないし。ショーロでは男性フルート奏者が多いけど、あっちもたぶん男性社会だったんだろうなあ。
まあジェンダーフリーの趨勢のなか、そのうち「え、フルートやっているの?いかにも女性らしくていいね」なんてほめ言葉のつもりで言ったら「女性差別的発言です!」なんて言われる日も来るのかなあ。
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