ART
BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS”FREE FOR ALL”
ウェイン・ショーター参加のジャズ・メッセンジャーズとしては最後のアルバム。ウェインの自伝によるとマイルスがかなり強引にブレイキーからうばったようだけど、バンドが絶好調だっただけに送り出す側としては断腸の思いだったであろう。その怒り(?)からかブレイキーのドラムが1曲目から怒涛の響きである。これ、すごくいいアルバムだと思うよ。
ウェインも最後だからかブロウしまくっている。採譜しづらいうねうねしたフレーズが心地よい。ここからどんどん彼の音数が少なくなっていくんだよね。マイルスのバンドで少し落ち着いて70年代に入るとさらに空間を生かすようなプレイ・スタイルになる。
4曲目のPENSATIVAは佳曲だがそれ以上にハバードによるアレンジが秀逸だ。
それにしても、後ろで叫んでいるのは誰なんだろう?チュニジアでもカデンツァで誰かが声を出してるよね。ブレイキーなのかな?
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