2015年11月12日木曜日

伝統と革新

伝統は大切なものだと思う。どんなに時代が進んでも、ハードバップの基本的なフォーマットはジャズの伝統的なスタイルとして重要視されるべきだと思う。伝統的なフォーマットがあるから、アルゼンチンタンゴもアルゼンチンタンゴであり得る。

だけど、伝統というのは絶対的な歴史的時点で固定化するものではなく、50年代以降もどんどん生まれているものだ。はっきりいうなら、70年代にフュージョンが生まれ、当時は一部のオールドファンから「あんなのジャズじゃない」みたいなことを言われたが、70年代からのフュージョンの歴史を見ると、フュージョンという伝統が生まれたなあと思うのだ。

誤ったクラシックファンは20世紀に生まれたポピュラー音楽をバカにしたり、電気を使用しているという理由だけで認めなかったりw(石器人だな・・・)というのがいるが、それなら楽聖すら認めず古楽器とか雅楽だけ聴くべきだわなあ、と思う。

こういう人や、フュージョンを認めない人は、自分の都合のいい時点、好みの時点で音楽の発展を拒否しているだけだ。言っとくけど、単に好き嫌いだけならいいんだよ。「電気は嫌い」とね。でも「認めない」ってのは何だよ?繰り返すが、それならバルヴがないトランペットしか認めない、サックスなんていう新しい楽器は認めないくらいなことを言ってほしいね。

というおいらは、スムースジャズが大嫌いだw「あんなのジャズじゃねえ」




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