2018年12月22日土曜日

謎・ハーフノートのウェス・モンゴメリー


ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー



この、超名盤、ウェス師匠の最高の名演が聴けるこのアルバム。ライブ盤といいながら、2曲のライブ演奏と3曲のスタジオ録音で構成されている。コルトレーンのバードランドもそうだけど、こういうのって昔はありだったかもしれないけど今やったら怒られるよねw

で、このアルバムには実はすごい謎というか疑問がある。それは、これだけを聴いていてもわからない。

こっち↓の「Vol.2」を聴くとそれがわかる。
ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオVol.2

おいらは聴いたことないんだけど、こっちの「Vol.2」はもともとストリングスとかをオーバーダブして変な形で発表されたみたいだね。2曲ほどくだらない編集もされている。普通にフェイドアウトしてくれればいいのに、と思う。
でも、3曲目の「Willow weep for me」におけるウェス師匠のソロのあまりのすばらしさに動けなくなる。なんだ、これは。すごすぎるじゃないか、と。

ピアノソロがないのでどうやらこれも編集しているらしいのだが、それにしてもエンディングはしっかり録れているし、とにかくすばらしい内容だ。なぜ「Vol.1」にこのテイクを入れなかったのか。少々の編集なんて気にせず入れればよかったのに。レスター・ケーニッヒを見習えw

スタジオの3曲もいいのだけど、やっぱり臨場感というか熱気が全然違うんだよね。ライブ盤と言っておきながら5曲中3曲がスタジオ録音ってのもなあ(コルトレーンのバードランドはその逆で5曲中2曲がスタジオだったけど)。


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