2014年1月19日日曜日

チャールズ・ミンガスの「Three Or Four Shades of Blues」





まさに名盤だ。冒頭2曲をみて「またいつもの選曲か」などとおもってはいけない。
ミンガスのアルバムにギタリストが参加するのはまれであり、それがよい効果をだしている。
正直言ってこんなに雰囲気がかわっているとは驚いたよ。いつもの曲でも新鮮だ。

質の高い演奏でまったくあきさせずに一気に聴ける。タイトル曲も秀逸。マイルスがインタビューで「ミンガスは無理をしてミンガスらしさをだしている」みたいなことを言っていたけど、それはミンガスのライフスタイル、態度だけでなく作曲・編曲についても含まれているとおもう(ちなみにおいらは、モンクは無理をしてモンクらしさを演じているとおもう)。彼の曲は形式を普通のものにしないように無理に凝っているように聞こえる作品もある。タイトル曲はそういう意味では凝っているがまったく不自然ではなくかっこいい。
そして最後の曲「NOBODY KNOWS」の爽快な疾走感でアルバムがおわる。うーん、選曲も完璧だ。
 


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