2014年1月7日火曜日

なぜドラマーがカウントするの?



いきなりだが、ドラマーにテンポをださせてはいけない。
セッションなどでドラマーに「カウントお願いします」といっているひとをみかけるけど、なぜ自分でやらないのかな。

みんなそうだというわけではないけどね、ジャズのドラマーは「スイングかボサノヴァか」以外に気を配らないひとが多い。あとはせいぜい「32か36か」くらい。
「楽譜?いらないいらない。4ビート?ボサノヴァ()?えーと、32?」

さらにいうとドラマーは曲を知らない人が多いので、たいてい適正テンポがだせない。「カウントお願いします」といってるひとが自分で指をならしながら「このくらいで」といっていたけど、ははは、そこまでやるなら自分でだせば?と思いますよ。

逆に、曲を知っているドラマーといっしょにやると本当に楽しい。なんとなくやって32小節ごとにフィルをいれるレベルとはちがう。

大先輩のピアノ氏といっしょにやったときのこと。「グリーンドルフィン」をドラムのソロから始めることになっていた。わかるよね?よくあるパターンだから。ピアノ氏がドラムに始めるように促したらそのドラムがとぼけたように「テンポは?」ときいた。ピアノ氏は無視して自分でイントロを弾きだした。
あとでピアノ氏が言っていた。「テンポなんかだいたい決まってるだろうが!グリーンドルフィンを300でやるやつがいるか?だいたいのテンポでいいんだからさ!」
せっかちな人ではあるけど、いってることには納得したよ。



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