1月10日発売のビッグコミック、ブルージャイアント読みましたか?
音楽の個人レッスンをしていて、みんな「うまいね」「その調子」といわれているのに、主人公だけは怒鳴られながらレッスンをしていた。
ほかのひとは真剣に教えてもらっていなくて主人公だけはちゃんと指導されている、という読み方もできるし、世の中にはほめられて伸びるひとと叱られて伸びるひとがいる、ということもいえる。作者の意図は前者だと思うけど。
しかし、この話を読んだとき、いくつか思い出したことがある。おいらの知人の何人かは、音楽レッスンをしているんだけど(大手に所属したり個人だったり)、そのひとたちから聞いた話です。
あくまでもおいらの話ではないよ~おいらはひとに教えてなんかしてないし。
Aさんは、「生徒は客」と言い切る。いわく「なかなか上達しなかったり宿題を出してもやってこなかったりする生徒に、昔はむかついていた。でも怒ってやめられたら自分の収入が減る。だから絶対怒らない」とのこと。さらにかなりドライに、「厳しくしすぎるとやめるし、役に立たないレッスンならやめる。うまくなりすぎてもやめる。だから、あまりうまくならないように、かといってまったく進歩しないことのないようにうまくやっている」とのこと。
う~ん、確かに先生にとっては生徒がうまくなろうが関係ないよなあ。「あの先生に習ってもちっとも上達しない」というクレームは「おまえに才能がないからだ」という言葉で抑えられるだろうし。しかしAさんに習っている生徒さんは悲惨だね。
ここまで暴露する先生は少ないかもしれない。生徒さんの話も紹介しよう。
Bさんは某大手の音楽教室に通っていたけど半年くらいで怒ってやめました。大手楽器販売店の大手です。
Bさんいわく「先生がすごい気分屋。いらいらしているときはレッスン中まったくしゃべらず、ボクに楽譜を見せて弾かせて、時間がきたら終わり。指導もない」
「グループレッスンなんだけど、自分が気に入っているコが休みの日は、それが顕著」
「大手さんは、どうやって先生を選んでいるのか。カネ返せ」
とのこと。おいらは大手音楽教室に通ったことはないけど、まさか全員が全員、こんなんじゃあないよな?
Cさんも大手に通っていた。グループでなくひとりレッスンなんだけど「前のひとの時間と自分の時間のあいだに休憩時間というか入れ替え時間がないから、1分でも前が押すと自分の時間が削られる」
「時間どおりにレッスン室に入っても、前のひとが楽器を片付けている。なんとなくいやだ」
そしてきわめつけが
「先生は必ずレッスンの最初に自分の楽器の音だしに時間をかける。こっちがスタンバイしていても先生がいつまでもいつまでも自分の音の調整をしている。カネ返せ」
とのこと。うわ~こういうの嫌だねえ。
↓よろしければ投票してください!
音楽(ジャズ) ブログランキングへ