以前、ハコで演奏していたころのはなし。
編成はおいらをふくめたギターカルテットでピアノのPさんが実質リーダーであった。
ある日セットの間の休憩のとき。みんなぼーっとタバコを吸っていたらTKさんという女性ピアニストと彼女の知り合いのドラマーがきた。TKさんは少しかわってるひとで自分より格下のひとが見えないらしく、TKさんが格下だとみなしているひとがあいさつをしても必ず返事をしないことでも有名だった。「上様に直接話しかけるでない!」ということかな。ま、ひとを格下とみなすこと自体がかわってるともいえるね。
しばらくするとTKさんはピアノトリオで1曲弾きたくなったようでPさんにこういった。
「すみませーん、ベース貸してください」(棒読み)
一瞬意味がわからなかったんだけど、つまりバンマスに頼んでベーシストに手伝うように言ってくれということだ。PさんはベースのR君に「だってさ、どうする?」といった。R君は若手でありTKさんの頼み(間接的ではあるが)を断る立場ではないと感じて席を立った。
それにしてもTKさんはR君のことを知らないわけでもないんだから直接言えばいいのになとおもったよ。演奏後、若手R君はおいらに「モノでもないのに『貸して』はないですよねえ」といってきた。まったくだよね。
TKさんの武勇伝(?)はいくつかある。自分と同年齢の女性ピアニストをみると勝手にライバル視してライバル宣言の電話をかけてくるのだ。その内容は「わたしはアンタが大っ嫌い!」というなかなか強烈なものだそうな。うーん、こわい。
ちなみにおいらはTKさんの「格下」だと思われているようで、何度かあいさつしても返事がないので、一度あたまにきて至近距離で「おはようございます!」といったことがあるが、やはり無視された。ここまでくるとTKさんってすごい人だなあと思うよw
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