2014年1月15日水曜日

The Incredible Jazz Guitar Of Wes Montgomery



いわずと知れた、ウェスの最高傑作。ていうか、ウェスの録音はどれも傑作。スランプがないことで有名なミュージシャンだよね。

Incredible Jazz Guitar 

冒頭のエアジンがすごいといわれているけど、アルバム全体を通して聴くと、エアジンなんか序の口であることに気付く。すべてが天才的演奏です。

2曲目の、どうってことない「Dナチュラル・ブルース」は、ウェスの歌心を知るには最適のテイク。倍テンになってからのウェスののりにのったフレーズは、ジャズ史上最高のアドリブフレーズの1つだと思う。

3曲目のポルカドッツにおけるムード。評論家先生はこういうとき「リリシズム」とか「耽美主義」とかわけわからん言葉を使うのかもしれないけど、言葉なんかどうでもいいです。とにかくムードがあってすばらしい。

さらにすばらしい曲が続くが、やはり最後の「風とともに去りぬ」の、コード奏法のところのフレーズ。信じられないデキだ。
まあ、おいらがこんなこといわなくても、ほとんどの人がこのアルバムを聴いたことあるだろうな。
  
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