MILES
DAVIS “BITCHES BREW”
マイルスのアルバムとしては初のゴールドディスクになったそうだ。へえ。これより前にもすごいアルバムがたくさんあったはずだがね。
世紀の問題作といわれるが言いえて妙。しかし、曲をもう少し短く区切って、タイトルもおどろおどろしいものではなくWRのデビュー盤みたいに意味深(みたいな)なものにすれば、案外すんなりと受け入れられたのかもしれない。同じ路線だからねえ。
ベニー・モウピンのバスクラリネットがものすごく重要な役割を担っている。これがなければ印象はかなりちがったものになっただろう。案外明るくなってとっつきやすくなったのかも。おいらは「スパニッシュ・キー」が一番すきだ。おそらくこれが一番人気なのではないかな。聴きやすい。
それにしてもジャケットすごいよねえ。意味不明だけど意味がありそう。この絵の作者はなんとなくアメリカの黒人だとおもっていたけどマティ・クラーバインというドイツ人なんだよね。
評論家の寺島靖国氏が「そんなにわるくないから困る」と言っていたが、実際、ジャズ初心者が名盤ガイドなんか見ないで先入観なしにこのアルバムを聴いたら「長いけど、かっこいいな」と思うんじゃないかな。そう、それまでのジャズにはないかっこよさが、確かにここにはある。
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