MILES
DAVIS “AGHARTA”
イン・ア・サイレント・ウェイから始まった実験・偶発要素が大きかったエレクトリック・マイルスの音楽がついに完成したといえるアルバム。おそらくマイルスのアルバムで一番かっこいいのがこれだろう。
発売当時は批評家から徹底的に酷評されたらしいが、いったい彼らは何を聴いていたのだろうと疑ってしまう。正直言って聴く前はテオ・マセロの編集が入ってないエレクトリック・マイルスなんか大丈夫なのかとおもっていたが、実際聴いてみるとむしろいままでの編集が不要だったのではないかとすら感じる。まあ当初は実験的な演奏ばかりだったから必要だったんだけどね。
熊谷師匠は「こんな壮絶なライブが日本であったとは。日本人は幸せだ」といっているがまったく同感。自慢していいくらい。
↑という意見は2枚目の途中まで。後半から明らかにダレる。おいらがプロデューサーなら絶対にカットする。不調時の初期WRより退屈だww
レコードで聴くとダレているけど実際にライブ会場にいたらゾクゾクしたんだろうなと考える演奏があるが、これはその場の観客も「???」だったのではないか。パンゲアも同様。いいところだけとればもっと名盤扱いされていただろうに。
それにしてもピート・コージーのバックでブレイクするのは緊張しただろうねえ。ジャズ系ならミュージシャンならブレイクしていてもビートがわかる演奏するんだけど彼はフリーっぽいからね。
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