ブラジルの渡辺貞夫
渡辺貞夫(以下、敬称略)による1968年のアルバム。周りはブラジル人ミュージシャンなのに「コレジャナイ」感があるのは、これをボサノヴァと期待しているからだろう。メンバーはみんなジャズサンバの人でありボサノヴァのミュージシャンではないからね。
楽曲はドゥルバウの「イ・ナーダ・マイス」やアルフ「私とそよ風」、シコの「カロリーナ」など、この時期のブラジルの楽曲の中から気に入ったのを手あたり次第に選んだような、ある意味日本人らしい選曲だし日本人にはうけたと思う。バップ時代のナベサダが好きか、こっちの方が好きかという話があると思うけど、おいらはこっちの方が好き。ただし、メンバー同様ボサノヴァではない。純粋ボサノヴァファンの人は、注意が必要。
ボサノヴァとジャズサンバを厳密に分けて考える必要はないという人もいるけど、違うものは違う。近接しているものもあるけどさ。タンバトリオじゃまったりできないでしょ?
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