DON
GROLNICK “HEARTS AND NUMBERS”
ブレッカー・ブラザーズやデヴィッド・サンボーンなどの裏方を担当するだけのミュージシャン、という印象があるドン・グロルニックの、数少ないリーダー・アルバムのひとつ。「フィーチャリング・マイケル・ブレッカー」という副題の通りマイケルのファンからの評価が高いアルバムだ。小品のようでいてけっこう凝ったドングロ独特の作曲により、マイケルもけっこう苦労しているように感じる。
ていうか、マイケルのリーダー作ともいわれるくらいマイケルが吹きまくってドングロはさぼって楽をしているw とはいえ、マイケル節全開ではあるがそれがはまっているとは思えない。マイケル節に逃げているように聞こえるんだよね。リーダー作の4ビートでマイケルがつまらないときは大抵それだったりするよね。
ステップスで有名な「POOLS」の作者初演バージョンが収められている。ステップスの演奏とはちがうヴァンプとソロのコード進行が新鮮だ。4曲目の美しさが秀逸。「ドングロなんか知らん」という人もぜひ聴いてもらいたい。
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