THAD JONES/MEL LEWIS “CONSUMMATION”
ジャズ・ファンには、ボーカルを聴かないひと、ピアノトリオ専門、フュージョン禁止、など好みでいろいろな種類にわけられると思う。
それのひとつで、コンボ専門でビッグバンドは聴かないというひともいるようだけどこのアルバムはぜひともきいてもらいたい。いままでもっていたビッグバンドの概念がかわるとおもうよ。
サド=メル楽団はモダンジャズ史上最高のオーケストラのひとつではないかな。これはおいらがいままできいたサド=メルのなかではダントツに1位だ。冒頭の曲から深い感動の連続。なぜこんなに感動するのかわからないんだけど、涙が出そうになるくらいよい。誇張ではなく本当に、ね。
あと、サド=メル特有のエンディングでのしつこいくらいのドラムソロwがないのもよい。それから、初演なのかどうかわからないけど、サド・ジョーンズの代表作「child is born」も入っています。かっこいいよ。
知り合いのテナーはかなりのビッグバンド嫌いなんだけど、このアルバムを聴いて一言「すばらしい」といっていた。
おいら、ジャズを始めたころは、ビッグバンドでの演奏が大嫌いで、そのせいで聴くのもイヤだったんだけど、それを変えてくれたのがサド=メルのオーケストラだった。このアルバムじゃないけどね。
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