2013年12月24日火曜日

ミュージシャンの定年

フィギュアスケートの安藤美姫選手が引退を表明したね。
ミュージシャンはアスリートではないから、若いうちに引退をすることは考えられない。たくさん稼いで「もうじゅうぶん」という大スターならともかくも、ジャズにそういうのは無塩バター、おっと無縁だ。

昔はロックは若者の音楽だと思っていた。確かに若者が「大人はわかっちゃいねえ」「大人の世界をぶっ壊せ」なんていう歌詞を歌うのは多かったね。
でもしょせんロックの歴史なんか60年くらいでしょ(いつから数えればいいのか)、だから黎明期とはいわないけどロック急成長期のスターであるポール・マッカートニーやストーンズが引退せずにいままで現役を続けていると、ロックは年寄りがやってもいい音楽ということになってくる。来年ボブ・ディランも来日するしね。

それでも甘い歌詞や過激なディストーション・サウンドは、ちょっと年寄りには合わないかもしれないね。小田和正は60歳越えても高いキーで恋だ愛だと歌う、と断言していたけど。

ジャズは、それこそ50年代のころはどうだったか知らないけど、現代においては少なくとも若者の音楽ではない。あまりにも若い人がジャズをやっているとむしろ違和感を覚えるほど。

そういう点では、いくつになっても続けられる音楽だといえる。上にいったようにすでにロックもそうなりつつあるけどさ。

でも、よく考えるとジャズが特別なんじゃなくて、ロックが特別なんだよね。だってロック以外のポピュラーミュージックで、若者限定のものなんてないでしょ。ブルーグラスやタンゴ、ポピュラーでなければクラシックだって若者限定・若者向けじゃあない。

あ、忘れてた。ポップスというジャンルがありました。ロックが年寄りOKになってもポップスは永遠に若者の音楽だね。若者の、若者による若者のための音楽。
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