すばらしい本です。スタイルを問わずすべてのジャズファン必読。
おいらはモダンからジャズに入ったのでジャンゴをコピーしたりしたことはないけど、ジャンゴの音楽は大好き。一般的にはホットクラブ時代の人気が高いけど、ジャンゴが一番輝いていたのは主にロスタンといっしょにやっていた戦時下のように感じる。
ジャンゴ・ラインハルトは有名な割には日本にはあまり情報がないとおもう。くわしく書かれていた本といえばシャルル・ドゥローネーのものしかなかったのではないかな。この「ジャンゴ・ラインハルトの伝説」にはドゥローネーの本に書かれていることの99%は書かれている。こっちを読めばドゥローネーのほうは読まなくてもよいとおもうくらいだよ。
ジャンゴのことだけでなく当時のフランスの風俗や世相などもくわしく説明されているのでジャンゴと彼の音楽についての理解がより深まるとおもう。文中で音源の番号も紹介されているのでそれを聴きながら読めば完璧だ。紹介される音源のほとんどはレアなものではなく普通に安価で売られているので、持っていないひとは本と一緒に購入することをお薦めします。
ところで、本の帯に「ピーター・バラカン絶賛」と書いてあり少し違和感があるかもしれないけど、ジャズ関係者なら絶賛することは間違いない。SJ風に☆で表現するなら「五つ星」の本。
↓よろしければ投票してください!
音楽(ジャズ) ブログランキングへ
音楽(ジャズ) ブログランキングへ