2013年12月12日木曜日

ジョージ・ベンソン名演2



ずばり、タイトルは「THE OTHER SIDE OF ABBEY ROAD」
Other Side of Abbey Road [12 inch Analog]

ジャズでビートルズをとりあげることはよくあるけど、たいていはたいしておもしろくもない出来になる。しかしこのアルバムは見事にビートルズを取り込んで昇華させてすばらしいものになっている。
タイトルからわかるとおり、名盤「ABBEY ROAD」の曲をやっている。
ベンソンの歌とギターの割合は半々くらい。歌ったり歌わなかったりだけど、それがすごく自然。
残念なのはジャケット写真。なんだこれは?アビーロード・スタジオに行って撮影しろとはいわないけど、レコーディングの休憩のときに「じゃあ、ちょっと写真とってくるか」みたいな印象だ。オリジナルのビートルズのものと全然違うよ~せめて横断歩道があるところで撮影しろよといいたいです。本人かカメラ係(あえてカメラマンとはいわない)どちらかが恥ずかしかったのか、遠くから少し斜めでとってるかのような感じ。

曲に関して言うと、最後の「THE END」、これがいかん。この曲って、最初にジョンやポール、ジョージによるギターソロの交換とリンゴのドラムソロが入って、ぐっと盛り上げたら急に静かになってアコースティックピアノにのせて「ロック史上最高の歌詞」が歌われて、ストリングによる美しいハーモニーの中、ビートルズのすべてが終わる、というファンにとっては重要な曲なんだけど、まあ最初のギターとドラムのソロのあたりは「どうでもいい」部分なわけです(マニアのかた、すみません)。
ところがベンソン先生、その、この曲の一番どうでもいいところだけを抜き出してテキトーに繰り返して、しかも最後はフェイドアウトって、先生そりゃないでしょ~



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