青二才のころ、ベテランの人のバンドに入れてもらって、飲み屋の演奏をしていた。
気づいていない人が多いようだが、酔っ払いは生バンドなんかジャマである。バンドがいない店の方が客が入るw これは事実。
ということで、おいらが出ていた店も客は少なかった。20時に入って、22時まで客がゼロというときも少なくなかった。
少しでも人前で演奏する機会があった人ならわかると思うんだけど、まだ青二才でヘタクソな頃って、こういうとき「客が来なければ演奏しなくていい。客に来てほしくない」と思うんだよね。自信がないから。おいらもそんな感じで祈っていたw
夜遅くなり、酔っぱらった数人の客が来た。リーダーが「演奏始めるぞ」と言って、みんなで演奏を開始した。ミディアムのスタンダードだ。
ところが、よくわからないけど客がこっちをバカにしているらしい。言葉はよく聴こえないけど、リーダーもそれがわかったようだ。
するとリーダー、次の曲をかなりアップテンポで「All of me」をやりだした。かなり速く、終わったころには客はさすがに感心していた。リーダーがボソッと「なめてたよな」 と言った。
しかし実はおいらはそのテンポにはついていけず、ニコニコとバッキングだけをしていたのでした。 リーダーもわかっていたからソロを振らなかったけど、こっちがやらされていたらボロボロになって、終わってからもなめられていたと思うw
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