MICHEL
CAMILO “ONE MORE ONCE”
ホレス・シルヴァーのビッグ・バンドの話がでたのでそのつづき(?)
当時ちょっとしたビッグバンドのブームが起こったのだけどミシェル・カミロもその流れにのってビッグバンドのアルバムを作った。レパートリーは自分の曲だけ。スコアも自分で書いたという。カミロのファンじゃなくてもあのノリのよい難曲たちをビッグ・バンドでやるとどうなるか興味がでるだろう。予想通りかなり人気で、当時おいらがよく行っていたCD屋では予約してないと買えなかった。CDの代金を払っている横でアルバムを買えなくて落胆するひとが二人いたのを覚えている。ところが・・・
家に帰ってさっそく聴いてみたら・・・あれ?なんだこれ、つまらん。難曲のリフをみんなで一糸乱れず演奏するのはすごいのだけど単にそれだけ。トリオでやっていた曲そのまんま。何の工夫もないと感じた。天は二物を与えずだなと感じたね。いやほんと、買って損したよ。単にみなさんがうまいということだけがわかるだけで、ビッグバンドとしての魅力をまったく引き出していないアレンジなのだ。それじゃプログレと同じだろ~
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