ミシェル・ルグランは素晴らしい作曲家だ。ジャズ演奏家としても優れているとおもう。彼の曲はジャズによく合う。そんなルグランの曲を一番うまく演奏できるのは断然ビル・エヴァンスだとおもう。いわずもがなのこれ↓
BILL
EVANS “YOU MUST BELIEVE IN SPRING”
軟弱だと思われるかもしれないがあえていおう。エヴァンスのベストはこれだ。ジャケットが最悪で買うのを渋っていた昔の自分がつくづくあほだとおもう。今思えばそんなにわるいジャケットではないし。ピアノが支配しすぎているとかいろいろいわれているが、ひたすら美しい静謐な空間だ。エヴァンス以外でのこういった演奏はミシェル・ペトルチアーニの出現まで待たなければならなかった。三者が対等であるのがトリオの理想形とはかぎらない。ピアノが支配しすぎていて何か問題あるの?
同じくルグランの曲がアルバムタイトルのこれ↓
BILL
EVANS “I WILL SAY GOODBYE”
小品のように仕上げているが深い感動がある。音にひずみがあるのが残念。
それからキワモノと思われがちなこれ↓
BILL
EVANS “FROM LEFT TO RIGHT”
1曲目の「これからの人生」はエレピだろうが完全にエヴァンスの世界だ。エヴァンスのエレピは大好きだ。エレピでもかなり個性的。でもこれについてはルグラン本人の演奏のほうが100倍よい。
MICHEL
LEGRAND TRIO “PARISIAN BLUE”
このアルバムの唯一の欠点は、なんと”YOU MUST BELIEVE IN SPRING”である。最悪だ。
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