MIROSLAVA
VITOUS “INFINITE SERCH”(限りなき探究)
中山康樹氏によるとこのアルバムは1曲目だけ聴けば十分ということだが、たしかにその通りだとおもう。他のトラックが劣っているわけでは決してない。表題曲もすばらしいし、全編通してものすごい緊張感で、まさに69年という雰囲気だが、1曲目はそれが顕著。中山氏は大絶賛していたが、まったく同感。マクラフリン、ハービー、ジョーヘンやなどのトップクラスのミュージシャンともなるとヴィトウスのこの独自の音楽性に十年来の仲であるかのようにあわせられるのだなと感心する。アコースティックで69年の黎明期フュージョンで、フリー要素もちらりとあり、かなり硬派。ハービーマンのアルバムを作っていたアトランティックとは思えない。
当時のヴィトウスの自己表現がこのアルバムなのだけど、それが何なのかまったくわからない。ほめ言葉である。新作聴いても同様で謎が多いミュージシャンだ。WR内部抗争に負けたのが残念だ。
全然関係ない話になるんだけど、もしヴィトウスがWRに残っていたら、ジャコはどこに行っただろうか。もともとマクラフリンやパットとの親交はあったようだけど、チックやハービーのグループに行ったかもしれない。
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