BILL
EVANS WITH PHILLY JOE JONES “GREEN DOLPHIN STREET”
最近エヴァンスのアルバムの話が多い。ジャズ聴き始めのころ、かなりはまって買いまくったからねえ。
これは、いま考えるとよせばよかったのだけど、不要とおもって処分したアルバムのひとつ。買ったのはそれこそジャズ聴きはじめてあまりたってないころ。1曲目に「あなたと夜と音楽と」を収録。当時まだこの曲を知らなくて、さぞかしムードある美しい曲だと期待していたのに完全に裏切られてしまった。そうでしょ、もっとムーディな曲かと思ってさ。それでも、実は数あるこの曲の演奏の中で、このテイクが最もムーディなんだよね。最高ではないが最善というのか、100点ではないが相対評価では高いというか。
エヴァンスのレパートリーとしては似つかわしくない(と感じた)ウディン・ユーが2テイク続いているのもガマンならん。でも処分した一番の理由はなぜかまったく別のセッションからもってきたルース・ブルース。メンバーも録音日もまったくちがうところに違和感があるのにベースがロン・カーターだったのだ。実はこれがおいらの初ロン。無茶苦茶なソロ(当時はそうきこえた。今は・・・)をとっていて心の底から苦手意識をもったのだった。ライナーには「ユニークなタイム感覚」と書いてあったがユニークという言葉で片付かないだろうとおもった。評論家は何かあるとすぐ「ユニーク」と言いだすよなあ。ジミーメリット評とか。
とにかくこのロンのせいでおいらはこのアルバムを手放した。タイトル曲とかかなりいいのにね。だいぶあとになって別のアルバムでルース・ブルース聴いたらそれほど悪くないんだよね。どこが気に入らなかったのだろうと不思議におもった。あと、知らなかったけどこのアルバムってフィリー・ジョーとの連名だったんだね。
さあみなさんの初ロンを教えてくださいw
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