BILL
EVANS “AFFINITY”
エヴァンスというと初期トリオばかりが話題になる。このアルバムなんか、ヘンなジャケットだし、初期トリオではないということで損をしているが、エヴァンスとトゥーツ・シールマンスが共演した素晴らしいアルバムだ。アルバム全体が幻想的なのにどこか都会的な雰囲気で、聴くのに一番適した時間帯は間違いなく深夜だろうとおもう。意見が分かれるところだがこのアルバムの白眉は「酒バラ」だとおもう。コーラスの後半に短3度上へ転調する手法はものすごく効果的。
ひとつ難点をいうとこのアルバムではエレピはよせばよかった。おいらはエヴァンスのエレピ肯定派であり、かなり大好きなんだけど、このアルバムではちょっと合わないのかなと思ってしまう。
それにしても、エヴァンスとトゥーツという組み合わせ、よく考えるとぴったりとくるはずなのにたったこの1枚しかないのは不思議だ。絶対に合わないwはずのトニー・ベネットとの共演は2枚もあるのにさ。
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