2015年10月6日火曜日

題名のある音楽会



「題名のない音楽会」の司会者が今週放送分から変更になった。27歳のバイオリニスト五嶋龍だ。演奏とはちがうテレビの仕事なので固さが目立ったが、すぐにこなれてくるだろう。司会者がかわると番組の内容もかわる。今後は「題名のある音楽会」と称してテーマを設けていく(そもそも毎回テーマはあったけどね)のだそうだ。

佐渡氏のときのように、技術のない知名度だけのバイオリニストがでてくることはなくなるのだろうが、よりクラシック中心になることが予想される。ハネケンのときみたいにチック・コリアがでてきたりすることは考えづらい。だいたい、新聞の番組広告を見たら「世界一長寿のクラシック音楽番組」と書いてあったもんな。クラシック音楽番組と言い切るんだな。

五嶋氏は数日前の徹子の部屋にも出演していたが、彼はハーバード物理学科卒なんだそうだ。大学進学時は本気でバイオリン弾きになるつもりはなく視野を広げたかったそうだが、だからといってバーバードかよ、と無能な貧乏人のおいらはおもってしまった。あ、完全な嫉妬ねw 何をやってもすごい人っているもんですね。

「題名」の話にもどるけど、実験とかアップデイトと称してシャコンヌを和楽器でやっていたが、以前にも書いているけどああいうのは実験ではない。着せ替え人形みたいなもの。
彼は番組にけっこう深くかかわっているのかな、テロップの質が佐渡氏のころとちがっていた。前は曲が流れると作曲者のことが書かれたテロップだったが、今回は奏法のことばかり。バイオリンの奏法にくわしくないので新しい発見ではあったけど、以前のほうが音楽全体を紹介する内容でありよかったとおもう。今後どうなっていくか注目だけど、久石譲による新テーマ曲は素晴らしいと感じたし、どうやら「めくりましょう!」がなくなったようなのでそこについては大きく評価したい。あれは痛かった。



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